1986年4月、当時のソ連のチェルノブイリ原子力発電所4号機が爆発しました。 その時に、多くの放射性物質がロシアやベルラーシの人たちや大地を汚染しましたが、これに対して、当時の IAEA (国際原子力機関)は精密な調査を行い、報告書を提出しています。 それによると、チェルノブイリ原発の事故では、 1) 放射性物質の被曝による障害者は、存在せず、 2) 将来にわたってはっきりと原発の事故の障害者であるということがわかる人はでない、 と報告しました。 ところが、事故から5年ぐらい経つと、普段ですと1万人に1人も出ないという小児甲状腺ガンが多く見られるようになりました。そのグラフを下に示します。 パソコンでグラフを見ることができない人がおられますので、文章でも説明しますと、1986年に事故が起こり、それから4年間はほとんど患者さんは発生していませんが、1990年つまり事故から4年たって患