「EU大統領」にブレア氏浮上…知名度抜群、弱みは母国 2009年10月4日(日)20:51 【ブリュッセル=尾関航也】欧州連合(EU)の新基本条約「リスボン条約」をめぐる2日のアイルランド国民投票で、「批准賛成」が67%で「反対」の33%を大きく上回り、条約は来年1月の発効へ向け大きく前進した。 EUは週明け以降、条約発効と同時に新設される欧州理事会常任議長(EU大統領)の人選に着手する。英国のブレア前首相が有望視される一方、加盟国間の利害調整には小国出身者が適任との意見も出ている。 「サルコジ仏大統領がブレア氏支持を決めた」。英紙ザ・タイムズは2日、消息筋の話としてそう報じた。サルコジ大統領は以前にルクセンブルクのユンカー首相の名を挙げ、「常任議長にふさわしい」と発言したこともある。 ブリュッセルのEU関係者の間では、オランダのバルケネンデ首相、ベルギーのファンロンパウ首相らの名も浮上し