【チューリヒ(スイス)=近藤雄二】国際サッカー連盟(FIFA)の2011年の年間表彰式が9日、スイス・チューリヒで行われ、女子の年間最優秀選手賞には日本女子代表(なでしこジャパン)のMF沢穂希が選ばれた。 昨年夏の女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で主将としてチームを優勝に導いたことに加えて、大会最優秀選手賞と得点王に輝いたことが評価された。アジアの選手が個人賞に選ばれたのは初めて。 女子の最優秀監督賞には、なでしこの佐々木則夫監督が選ばれ、日本サッカー協会はフェアプレー賞を受賞した。東日本大震災のダメージを受けながら女子W杯など国際大会で健闘し、昨年12月のトヨタ・クラブワールドカップ(W杯、読売新聞社協賛)を開催国として成功に導いたことなどが評価された。 男子の世界最優秀選手賞には、アルゼンチン代表FWメッシ(バルセロナ=スペイン)が3年連続で選ばれた。