社会人の移動実態を民間企業が調べたところ、1カ月の外出回数は20代が最も少なく、70代を下回るとの結果が出た。 「自分は引きこもり」と認識する人も20代は6割を超えた。担当者は「インターネットやスマートフォンが普及し、買い物など多くのことが自宅で完結できるようになったため」と分析している。 調査は3月、広告代理店のジェイアール東日本企画が実施。ネットを通じたアンケートに、学生を除く20~79歳の2200人が回答した。 外出の回数は通勤、買い物、外食、美容、運動、娯楽、教養、通院など18項目の頻度を尋ねて算出した。全年代の平均は1カ月当たり43.6回で、居住地域や既・未婚による大差はなかった。 年代別では30代が最も多い49.1回で、年代が上がるにつれて減少。70代は40.8回だったが、20代はこれを下回る37.3回で、顕著に少なかった。 調査からは、若い世代ほど自宅にいることを好む意識もう