日本通信は1月22日、2016年3月期の連結業績予想を大幅に下方修正し、従来11億円の黒字としていた営業損益が一転、15億円の赤字(前期は4億円の黒字)に転落する見通しだと発表した。格安SIMの競争激化などで売上高が落ち込む上、「VAIO Phone」を完売するために在庫の評価減を迫られたことなどが響く。 法人向けの「MSP事業」で見込んでいた売上高を当初から半分以下の15.3億円に引き下げた上、SIM事業も競争激化から売り上げ予想を当初比5億円減の24.4億円に下方修正。売上高は従来予想から36.9%減の43億円(前期は51億円)にとどまる見通しになった。最終損益も16億円の赤字(前期は3億円の黒字)を見込む。 同社は格安SIMの先駆けだが、SIM市場は価格競争に陥っており、法人向けへの転換を進めていたが、今後はパートナーとともにSIM事業や法人事業に取り組む「MSEnabler」(モバ
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