昨年十一月ごろ、福島県南相馬市小高(おだか)区で生まれ育った元漁師の志賀勝明(69)は一本の電話を受けた。相手は旧知の鈴木千代(91)。小高出身の憲法学者、鈴木安蔵(一九〇四~八三年)の義理のめいに当たる。千代は言った。「何とか家を残したいのだけれど…」 安蔵は敗戦直後の一九四五年十二月、民間の「憲法研究会」のメンバーとしてまとめた「憲法草案要綱」を発表し、首相官邸と連合国軍総司令部(GHQ)にも提出。国民主権などが盛り込まれ、GHQの草案にも影響を与えた。
![東京新聞:<憲法を見つめて 福島の権利>(上)安蔵の志 継ぐ 創案した学者。生家と生存権守らねば:社会(TOKYO Web)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f79bb170fb72420cffe0e16be9bba5636a73d9b8/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.tokyo-np.co.jp%2Fimg%2Flogo_social.png)
昨年十一月ごろ、福島県南相馬市小高(おだか)区で生まれ育った元漁師の志賀勝明(69)は一本の電話を受けた。相手は旧知の鈴木千代(91)。小高出身の憲法学者、鈴木安蔵(一九〇四~八三年)の義理のめいに当たる。千代は言った。「何とか家を残したいのだけれど…」 安蔵は敗戦直後の一九四五年十二月、民間の「憲法研究会」のメンバーとしてまとめた「憲法草案要綱」を発表し、首相官邸と連合国軍総司令部(GHQ)にも提出。国民主権などが盛り込まれ、GHQの草案にも影響を与えた。
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