普通名詞の場合には「事」を、形式名詞の場合は「こと」を使います。 ただ、最近では普通名詞の場合にも「こと」と書く場合が多いようです。 普通名詞とは、言葉の元々の意味で使われている名詞のことです。 「事」であれば、「事件」や「出来事」の意味で使われる場合がそうです。 文法的には、単独で主語になれます。(前に修飾語が必要ないという ことです。) 例えば「大変な事が起こる。」の場合、「大変な」を除いて「事が起こる。」 としても文法的に文が完結するので、この「事」は普通名詞であり漢字で 書けるということになります。 簡単な識別法として、「事件」の代入法があります。「こと」の代わりに「事件」 が入れられれば普通名詞なので漢字で書ける、というように識別します。 上の例文でいえば「大変な事件が起こる。」。元の文と基本的な意味が 変わらないので、上の「事」は普通名詞というわけです。 それに対し形式名詞とは
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