電子工学を学ぶ学生や愛好家は、どこかの段階で、より高度な計測器を使い始めるようになるはずです。信号発生器、オシロスコープ、ロジック・アナライザなどが必要になるタイミングが訪れるということです。そうしたスタンドアロンの計測器は、非常に高価(通常は数百米ドル)です。それだけでなく、使用場所や保管場所としてそれなりに広いスペースを必要とします。 そうした問題を解決するのが、アナログ・デバイセズの「ADALM2000」です(図1)。これは、アクティブ・ラーニング・モジュール「ADALM1000」の高機能版です。低価格であることを1つの特徴とし、USBによって給電が可能なSMU(ソース・メジャー・ユニット)として機能します。なお、ADALM1000の詳細については、以前のStudentZoneの記事で確認できます。 図1. ADALM2000の外観 ADALM2000は使いやすい製品であり、あらゆる