7年生(中学1年生)の母国語の教科書に登場するマインドマップ。1冊の教科書に3ページ分ぐらいと、あまり頻繁には使われていない。 PISA(OECD生徒の学習到達度)調査で2003年、2006年と総合一位の座につき、世界を驚かせたフィンランド。同国の教育法に学ぼうと「フィンランドメソッド」が、日本では大きな注目を集めた。しかし、本家本元のフィンランド人に「フィンランドメソッド」と言っても十中八九首を傾げられてしまう。それはなぜだろう? まず、「フィンランドの方法」を英語で言おうとするなら「フィンランド・メソッド(Finland method)」は間違いで、「フィニッシュ・メソッド (Finnish method)」が正しい。実はこの名称、在フィンランド日本大使館の元職員・北川達夫氏が、「グローバルコミュニケーション能力」の向上を目指し、「マインドマップ」を多用する手法に対して付けた日本独自の