生活に密接した労働以外に無駄なエネルギーを向ける余裕のある先進諸国を中心に、今や世界共通語になりつつある「オタク」。アメリカには既に日本産のものより濃いオタクがうじゃうじゃ生息している事など、様々なサブカルメディアにて既知の諸君も多いだろう。 てなわけで先日、イスラエルに旅行した折り、当地在住ユダヤ人オタク最大の祭典として国内では有名(らしい)な「COMIC SHALOM」に一般参加した。珍しいので、土産話がてらに少々レポートさせていただく。 場所はエルサレムのヘブライ大学総合体育館(なんとリベラルな国!)。サークル数1000前後、落ち着いた空気は日本のコミティアに近いが、10代以降の年代がほとんど見られない極端に若い参加者構成(多くの参加者は徴兵を境に足を洗ってしまうらしい)だけはまるでシティの小型版である。 意外なことに、イスラエルの同人事情は驚くほど日本のそれに似ている。