私の名前はダブル手帳(@double_techou)。身体障害者手帳1級(重度脳性麻痺)と精神障害者手帳3級(発達障害)を持っていることから思い付いた安易なペンネームを使って執筆している。生まれつき歩くことができず、背筋は湾曲し、右手も自由にならないため、電動車椅子で生活している。先日、私は大ヒット中の映画『ジョーカー』を見てきた。 *編集部注……この記事はネタバレを含みます。この記事は、記事中の行為を推奨するものではありません。 ジョーカーはコメディー映画だ 「ジョーカー」は言うまでもなくコメディー映画であるが、その中でもこれだけのハッピーエンドを迎える作品は珍しいと言えるだろう。以下、この映画のあらすじを簡単におさらいしたい。 主人公アーサーは、脳に障害を持つ貧しい道化師である。年老いた母親を介護しながらの暮らしは決して楽なものではない。おまけに、職場では同僚にからかわれてばかり。しか
映画「シン・ゴジラ」と血液凝固剤映画「シン・ゴジラ」は傑作でした。現実に寄り添いすぎた映画なので、冷静な論評は待たねばならないかもしれません。ただ多くの人々が、この映画に魅せられ、多くを語っています。 ところで、私はサプライチェーン・調達・購買といった領域に従業しています。この映画「シン・ゴジラ」では、血液凝固剤が重要な役割を果たします。ご覧になっていない方もこの文章を読んでいるでしょうから、曖昧になっているのはご容赦ください。 ゴジラが上陸、そして、再上陸するのですが、この血液凝固剤をきわめて短い期間で増産せねばなりません。その量は672キロ。官僚、ならびに政治家が全力を尽くし、この血液凝固剤確保に奔走します。数週間しか猶予がありません。 映画がどうなるかは見てください。ここで、製薬会社のサプライチェーン、調達関係者にヒアリングを行い、新薬をたった数週間で生産・納品できるかを訊いてみまし
なぜ13歳未満の子供は、Oculus Riftを使用してはいけないのか?医学的な見地からの警鐘 ※講演では13歳以下との言及がありましたが、Oculus社のガイドラインでは「13歳未満」との記載があるため表現を統一しております。(2016年3月22日) ※本記事の内容に関して、下記記事内の「まとめにかえて:VR酔いから3D問題を再考する」にて、参考資料などを紹介、記事内容を一部修正しております。(2016年10月14日) 「VR大好きなんですが超酔うんですが – VR酔いの研究(3) 自分の作っているコンテンツの酔いがなかなか無くなりません」~白井博士のVRおもしろ相談室 第5回~ 11月7日(土)、東京・御茶ノ水にあるデジタルハリウッド大学にて「VRCカンファレンス2015」が行われました。Oculus RiftやPlayStation VRといったVRヘッドマウントディスプレイの製品版
西アフリカから先月、アメリカに入国した男性がエボラ出血熱を発症した問題で、地元の保健当局は、男性が発症してから接触した可能性がある人は少なくとも12人から18人に上ることを明らかにし、今後、体調に変化がないか、監視を続けることにしています。 エボラウイルスの感染が広がっている西アフリカのリベリアから先月20日、アメリカに入国した男性が、入国から4日後に体調を崩し、30日、エボラ出血熱を発症していることが確認されました。アメリカでエボラ出血熱の発症が確認されたのは今回が初めてで、男性は28日から南部テキサス州ダラスの病院で隔離され治療を受けています。 この問題で、州政府や病院の担当者が1日、記者会見し、男性が発症してから入院するまでの4日間に接触した可能性があるのは、男性の親族の子ども5人を含む、少なくとも12人から18人に上ることを明らかにしました。 いずれもこれまでのところ発熱などの症状
6月21 「ロレンツォのオイル」のモデル死去 カテゴリ:医薬雑記 以前本館の方で一度紹介した、「ロレンツォのオイル」のモデルとなったロレンツォ・オドーネ氏が5月30日に死去したとのことです。享年30でした。 ロレンツォ氏は5歳の時に、難病である副腎白質ジストロフィー(ALD)を発症しました。これは脂肪酸の代謝異常によって、炭素数が24から26の長鎖脂肪酸が神経細胞に蓄積し、これがミエリン(神経を保護する鞘状の層)を破壊して脳にダメージを与えるという病気です。X染色体の異常によって発生する遺伝病であるため、通常男の子だけに発生します。5歳前後で発症し、体の麻痺などを伴って多くは2年以内に死亡します。 ロレンツォ少年の父・オーグスト氏は化学には何の縁もない一銀行員でしたが、息子を救うために必死になって生化学を勉強し、ある種の油がこの病気に対して効果があるのではないかという結論にたどり着きます。
ストレスなどからココロを病むビジネスパーソンが増加し、社会問題化しています。メディアでも大きく報じられ、小説や映画などでも描かれるようになりました。 もっとも、ココロの病と言ってもさまざま。広く知られているうつ病以外にも、いろいろとあります。そして、いつアナタ自身や家族、友人、職場の同僚がそうした病にかからないとも限りません。ですが、症状や対処の仕方について具体的なイメージがわかないのが実情ではないでしょうか。 このコラムでは、ココロの病を扱った映画を題材にして、日本精神科看護技術協会に所属し、日々患者に接している精神科看護師の解説を交えながら、誤解されやすいココロの病の本当の症状や対処法などを明らかにしていきます。 映画の中で名優たちが演じるシーンを通して具体的な病状を正確に把握し、理解を深めていきましょう。それが、いつ訪れるか分からないココロの病への備えの第一歩になるはずです。 米ニュ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く