海苔巻の海苔がないため、新聞紙を巻いて食べたら味がよくなかったという話を探している。10~20年前(曖昧)に読んだことがある。小説かエッセイで、本になっていたのか別のものに載っていたのか、覚えていない。 海苔がなかった理由は、貧しくて、ということだったような気がする。 10歳位年下の知人に話したら、その人も知っていたので、何かに掲載されていたものかもしれない。 【資料1】林芙美子「耳輪のついた馬」(『林芙美子全集 第2巻』文泉堂出版 1977)のp22に 「彼女は新聞紙を小さく煎つて、それに飯を並べ、干魚を入れて海苔巻きのやうにくるくると巻いてみた。だが、巻いてみたが、八汐の空想した海苔巻きの味ではなかつた」 という記述あり。 なお、この記述は【資料2】『装うこと生きること』のp168に紹介されていて見つけることができた。 自館蔵書をキーワード「海苔」で検索、9門の本には、 ・『髪結いの亭