犬や猫を預かるボランティアの女性が管理する京都府の住宅で、数十匹の犬や猫が死んでいるのが見つかりました。警察は5日、この住宅を捜索し、無理な飼育をしていなかったか調べています。 警察によりますと、3日にこの住宅を訪れた動物保護団体のメンバーからの通報を受けて、5日、捜索にあたった結果、室内にふんやごみなどが散乱し、犬や猫、数十匹が死んでいるのを確認したということです。 住宅を管理する女性は、長年、野良犬や捨て猫を預かるボランティア活動をしていたということですが、保健所によりますと、2年ほど前から犬や猫の鳴き声や悪臭がするなどの苦情が近所の住民から複数寄せられ、職員が数回訪問し指導にあたっていたということです。 近くに住む元自治会長の男性は「犬の鳴き声が続いたり、悪臭がひどかったりしたと聞いている。多数の飼育を受け入れたのに十分に飼育できない状態に陥っていたのかもしれない」と話していました。