大阪市の橋下徹市長は1日、回送運転中に喫煙し停職1年の懲戒処分を受けた市営地下鉄の運転士(41)が処分の取り消しを求める訴訟を大阪地裁に起こす方針を示していることについて、「裁判で決着すればいい」と述べ、法廷闘争を辞さない構えを示した。 大阪市営地下鉄では4月に駅助役の喫煙を原因とした運行トラブルが発生し、市は勤務中の職場での喫煙を職務命令で禁じていたが、運転士は6月に今回の問題を起こした。 橋下市長は、運転士側が「処分が重く生活が成り立たない」と主張していることについて「最初からルールを守り、たばこを吸わなければいいだけの話」とばっさり。市として全職員に厳格化方針を伝えてきたとして、「自分がやったことを棚に上げるのは自分勝手すぎる」と批判した。