■ユーザーがプラスアルファを加えることができる端末「イエデンワ」 自宅の電話と同様のデザインや操作感を実現した卓上型のPHS端末「イエデンワ」。同端末については、日本教育新聞社(中野区)が展開する「教育機関向け震災対策プロジェクト」にウィルコムが協力。1月31日には同プロジェクトを通じて、東京・葛飾区の小・中学校、子育て施設などへの端末の無償導入などが発表されたほか、ツイッターのハッシュタグ「#旅するイエデンワ」やユーザーが同製品向けにオリジナルグッズを作るなどさまざまな展開を見せている。 -そもそもこの製品はどのようなところからアイデアが出てきたのですか? 檜山 「実は『イエデンワ構想』はPHSが生まれた1991年からありました。当時は携帯電話の形も定まっておらず、小さいものもできなかった。PHSのメーンは『ワイヤレスローカルループ』というNTTから家に引かれている回線を全部ワイヤレスに