サーバNIC(Network Interface Card)の可用性向上や負荷分散にはNIC冗長化が有効です。NIC冗長化については拙著「インフラエンジニアの教科書」にも記しましたが、bonding、チーミング、リンクアグリゲーションなど様々な呼び名があります。今回はLinux上でのNIC冗長化の話しとなりますので、bondingについての話題となります。 【bondingとは】 bondingとは、複数のNICが搭載されているマシンのNICを束ねて1つの仮想的なNICとして扱うことのできる技術です。例えば1GbpsのNICポートが4つ搭載されているサーバとL2スイッチの間を4本のLANケーブルで接続してbonding設定を有効にさせると、冗長化が行われて最低1本が正常であれば1~3本に問題があっても通信が継続できたり、負荷分散が行われて通信帯域幅を4Gbpsに拡張されたりといった使い方が
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