よく生物の授業などで「プラナリア」を使う。プラナリアは水中にいる体長2センチほどの細長い生物で、身体を半分に切ってもそれぞれの失った部分が再生されることでも知られている。また、頭部には原始的な小さな目(一対、または複眼)がある。 このプラナリア、日本名ではウズムシ(ナミウズムシ、Dugesia japonica、など)と言う。また、プラナリアを含む扁形動物門(Platyhelminthes)でヒモ状になった生物を総称して「ヒモムシ」(コウガイビルなどの渦虫綱、住血吸虫などの吸虫綱、サナダムシなどの条虫綱など、左右対称の体腔のない無体腔動物)とも呼ぶ。 凶悪で悪食な陸生ヒモムシ プラナリアは水の中にいるが、陸生のヒモムシ類もいる。長さ1メートルにもなるコウガイビルは、肉食で頭部がハンマーヘッドシャーク(シュモクザメ)のようになっていてナメクジやカタツムリ、ミミズなどを補食するハンターだ(※1