昭和50年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から連綿と続く特撮番組「スーパー戦隊シリーズ」。13日には第35作「海賊戦隊ゴーカイジャー」(テレビ朝日系、日曜午前7時半)が始まる。世代を超えて子供の心を引きつけ、海外でも熱心なファンが多い同シリーズは、制作会社の東映がつちかった数多くのノウハウで支えられていた。東映の鈴木武幸専務(66)に聞いた。(岡本耕治) ◆レッドは不動 「仮面ライダー」シリーズの後番組として制作された「秘密戦隊ゴレンジャー」は、鮮やかに色分けされたヒーローたちが敵と戦う姿が新鮮だった。 「ヒーローを複数にしたのは、『友情』を強調するため。子供が好きな原色を使って色分けしよう、という発想でした」 5人という数は「語感からいって3、5、7人でいきたい。3人は珍しくなかったし、7人もいたら30分番組で紹介しきれない」という理由で決まった。 ゴレンジャーでは赤、青、黄、緑、ピンクの5人