Published 2020/10/29 08:30 (JST) Updated 2020/10/29 10:34 (JST) 女子アスリートの胸やお尻を強調して撮影したり、その画像や動画を販売したりする行為は長年横行してきた。競技団体も傍観してきたわけではなく、陸上では2000年代初頭から対策を開始。日本学生陸上競技連合理事・女子委員会委員長として当時、盗撮防止に取り組んできた梶原洋子・文教大名誉教授は、対策の難しさを打ち明ける。(共同通信=品川絵里) ―当時はどのような対策を。 競技場で目につくように「盗撮は犯罪です」と書いた看板やポスターを設置しました。競技別に撮影禁止区域を設定し、巡回も徹底していましたね。走高跳びや棒高跳びなどの跳躍競技では正面や下方、短距離走ではスタートの後方からお尻を狙うなど、盗撮側から「良いショット」が撮れそうな位置を勘案しました。学生役員らを対象に盗撮防止