フランスのオランド大統領は9日夕にテレビ演説し、パリとパリ近郊で連続して起きた二つの人質事件で、4人の犠牲が出たことを明らかにした。イスラム過激思想に基づくとみられる犯行に対し、オランド氏は「狂信主義はイスラム教とはまったく別ものだ」と強調した。 イスラム教も風刺の対象とする仏週刊新聞を7日に襲撃した2容疑者は9日朝、シャルル・ドゴール国際空港の北約10キロにある印刷工場に立てこもった。当局は夕方になって突入し、2人を殺害。工場内にいた男性は無事だった。 一方、9日昼にはパリ東端のバンセンヌ地区にあるユダヤ系の食材を扱うスーパーマーケットに男が侵入し、人質をとって立てこもった。こちらも、印刷工場とほぼ同時刻に当局が突入し、容疑者を殺害。ただ、事件の発生から解決までの間に4人が犠牲になった。 スーパーに立てこもった容疑者… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけま