富士山をかたどったみこしを担ぎ、鹿児島県指宿市の開聞岳(薩摩富士、924メートル)から富士山頂を目指す「富士夢祭り」の一行約20人が16日、開聞岳をスタートした。約1700キロを2か月ほどかけて歩き、旅の途中で夢や願いを書き込んでもらったハンカチを収集。8月13日に富士山頂でつないで火口を囲み、「夢の輪」をつくる計画だ。 祭りは、映画制作や講演活動などを行っている佐賀市の“ドリームアーティスト”内山大志さん(38)が、夢や希望を持つことの大切さを伝えようと、2005年に始めた。これまでに集めたハンカチは約11万枚。みこしを担いでメッセージを集めるのは昨年に続いて2回目で、昨年は東日本大震災の被災地を巡り、約2万枚で火口を囲んだ。 今年は、富士山の世界文化遺産登録がほぼ決まったことから、薩摩富士と呼ばれる開聞岳と、津軽富士と呼ばれる青森県の岩木山(1625メートル)から富士山頂を目指し、日本