解説委員室ブログ: 「パンドラの箱を開けたプーチン首相」<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2009年06月25日 (木)おはようコラム 「パンドラの箱を開けたプーチン首相」 （阿部キャスター） ロシアでは経済危機が地方の企業城下町に広がり、住民からは豪腕のプーチン首相の来訪に期待が高まっています。石川解説委員に聞きます。 Ｑ：何故プーチン首相に期待が高まっているのですか Ａ：その剛腕への期待です。今月４日プーチン首相がサンクトペテルブルクから200キロほど離れた企業城下町を訪問しました。 工場が操業停止し、従業員は全員解雇、住民の抗議行動が続いていました。 この町は元々アルミニウム、セメント、化成ソーダーを一つの工程で生産するソビエト独特の技術で作られた一つの工場の企業城下町でした。しかし市場経済改革でアルミ王デリパスカ氏など三つの財閥がアルミ、セメントなどそれぞれの部門ごとに分割して所有していました。 経済危機に加えて原
