古くから知られた利殖ノウハウの一つとして「鞘滑り取り(さやすべりとり)」というものがあります(ローリング[Rolling]ともいいます)。簡単に言うと「順鞘の先物は割高なので売りが有利。だから順鞘時に売って長期間ほったらかしにして、順鞘による減価を時間をかけて収益化する」という技法です。多少値上がりしても資金不足にならないような資金配分で売るのがポイントで、資金が少ない人が過大な数量を売るとたちまち追証攻めにあって破綻してしまうので、簡単に見えて奥の深い手法です。価格が1.5倍になっても鼻歌を歌える程度の資金配分で取り組むべき手法と言えるでしょう(下に出ている例はうまく行った例であり、実際は失敗して酷い目に遭う可能性もある戦略です!注意!)。なお、鞘滑り取りは、世界三大利殖の一つで、残り二つは鞘取り、オプションの売りです。 原油CFDの場合は取引会社が自動的にロールオーバーしてくれる仕組み