将棋の藤井聡太三冠(19)が八大タイトルの最高峰に挑む「竜王戦」七番勝負の第1局が東京 渋谷で行われ、藤井三冠が豊島将之竜王(31)に勝利し、史上最年少での四冠達成に向けて、さい先のよい滑り出しとなりました。 「竜王戦」は八大タイトルの序列で最高峰に当たり、「王位」「叡王」「棋聖」のタイトルを持つ藤井三冠が豊島竜王に挑みます。 七番勝負の第1局は8日、東京 渋谷のセルリアンタワー能楽堂で始まり、終盤まで形勢が不透明な熱戦となりましたが、9日午後7時25分、123手までで先手の藤井三冠が豊島竜王を投了に追い込みました。 今回の「竜王戦」は藤井三冠にとって、史上最年少での四冠が懸かるタイトル戦で、初戦を白星で飾り、さい先のよい滑り出しとなりました。 対局のあと藤井三冠は「自信の持てない局面が長かったが、粘り強く指せたと思う。ふだん以上の緊張感があったが1勝できたので次局以降も全力を尽くしたい」