冬学期、Managerial Decision Makingという授業を取っている。 概要としては、あらゆる意思決定において陥りがちな落とし穴を自覚し、それをいかに避けるかを学ぶもの。「人間は合理的である」という前提の罠を気づかせてくれる心理学に近い特異な授業だが、示唆に富んだ内容でなかなか面白い。 例えばこんなことが出てきた。 Gambler’s fallacy (ギャンブラーの誤謬) これは、ギャンブルで負け続けていたら次はそろそろ勝つだろうと錯覚してしまうことで、確率に対する誤解から生じるもの。 例えばコイン投げの賭博。これまで5回連続で裏が出てきたから、次は表が出て当然だと考えてしまったりする。理論上コインで表が出る確率は50%で、試行は毎回独立であるにも関わらず、それ以前の結果と関連づけて判断を下してしまうことがある。 Ramdomness “ランダムさ”とは? 世の中のランダム