FOCUS=身体表現の現在 桜井圭介 . 明るいオブセッション 「ダンス等の舞台表現に見られる“身体の今”について」何か書けという依頼だが、最初に言っておくと、ダンスの場合、モロ身体表現であるがゆえの「自明性」のため、例えば美術の場合のように作品に「痕跡」として印される身体、「言い間違い」に露呈する無意識としての身体が出てきにくいのだ。そこで少し遠まわりをして、最近見たなかで特に強い印象を受けた現代美術の作品について、門外漢の素朴な雑感から書いてみたい。 モダニズム的主体と無縁の「明るさ」(^-^;) 加藤美佳の「サンライズ」。四隅を丸くした木製の板(ちょうど大きさといい食堂のテーブルみたい)一杯に、オカッパに大きなお目目の“昭和30年代チック”な女の子の顔が「デカデカ」と描かれている。まず、「そんなもの」がそんなデカさで描かれているということに圧倒されるわけだが、その製作行程がまたよくわ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く