22日、モスクワ郊外のガガーリン宇宙飛行士訓練センターで、ソチ五輪の聖火トーチを掲げる若田光一さん(田村雄撮影) 【ガガーリン宇宙飛行士訓練センター(ロシア中部)=田村雄】宇宙飛行士の若田光一さんが22日、11月7日の宇宙船打ち上げを前にモスクワ郊外の訓練施設で記者会見し、「全く違う日々の連続になるだろう。待ち遠しい」と心境を語った。 若田さんは、露宇宙船ソユーズで米露の宇宙飛行士と国際宇宙ステーション(ISS)に入り、半年間滞在。来年3月からはISSで日本人初の船長として宇宙飛行士5人を指揮する。若田さんは「能力も志も高い宇宙飛行士たちの持つ力を最大限に引き出せるようなかじ取りをしたい」と述べた。 若田さんの乗るソユーズには、来年2月に開かれるソチ五輪の聖火が聖火リレーの一環で載せられる。若田さんは「五輪もISSでの仕事も世界中の人が一つの場所に集まるもので聖火をISSに運ぶのは象徴的。