「あの韓国戦が終わってからはずっと苦しかったというか……。足首の痛みを我慢してやってきて自分ではコンディションが上がって行くと思っていたのに、それが違っていたんだから。プレーの判断は遅いし、キレもない。チーム内で置かれている立場も違ってくるし、もう絶望感しかなかった。(本大会のメンバーから外れた)2002年の日韓なんて、今回のに比べればかすり傷のようなもの。バンドエイドしなくてもいいぐらい。でも南アフリカでの傷はバンドエイドじゃ効かなかったね」 ———韓国戦のころ 「テーピングを巻いて試合をこなしながら治そうと思っていた。これまでもオレはそのやり方で勝って来たから。少々痛くてもプレーはできるものだし、試合に出て結果を残して、いい流れでW杯に持って行きたかったというのもある。自分の性格から考えてもあのときは休めなかったと思う。休めば必ずコンディションが上がるというものでもないしね。 ただ、韓