若き新進気鋭のマスターオブアートの赤井太郎さんとの会食し、 インターネットの世界に話が及んだとき、彼は、 「ネットの世界ではたとえばビールをおいしく飲むグラスというのは、 だめなんです。アサヒスーパードライをおいしく飲むグラスというように、 求めている情報を限定、特定することが必要なんです」と言いました。 テレビというのは、スイッチを入れれば、何も考えなくても 勝手に画像と音声が流れてきます。 しかし、インターネットというのは勝手に動いてくれません。 かならず、自分で求めるものを入力しないと回答は得られません。 赤井さんは、ホームページの製作や管理が専門の職人さんですが、 金属で作るオブジェを中心にアート活動も続けています。 頭の回転が速く、人への関心が強く、社会へのアンテナも高い人です。 本人の弁によると、中学、高校での受験対策への疑問から、 偏差値によらず、自分のやりたいことを考え抜い