普通に大学の先生が社会情勢やリサーチの結果を元に「これはこういう傾向にあると思われる」みたいな他人事ではなくてこれから訪れる「少子化する高齢社会」に対して何をしたらいいのか?をかなり具体的に提案しているという意味ではとてもアツい本だった。ページは少ない割に文調はカタいのでちょっと取っ付きづらいけど。 この中で今の少子化の原因を分析しているんだけど、とにかく1) 結婚しない(晩婚化している) 2) 結婚しても子供を産まない という、まぁだれもが感じていることをキチッと明らかにした上で今の政府が取っている政策、とにかく働く女性を支援して共働きカップルが子供を産み易くしよう、というのが如何に効果をあげてないかを検証している。 この「共働きカップル支援」自体は悪いことじゃないと思うけど、「男女同権!」みたいなスローガンを掲げるフェミなひとにはウケても実際にこれで子供が増える、つまり「アタシも働ける