障害者スポーツの強化拠点となる施設「東京都パラスポーツトレーニングセンター」が21日、東京都調布市の味の素スタジアム内にオープンした。都立初のパラスポーツ施設で、世界を目指すトップ選手に利用してもらうほか、障害の有無にかかわらず参加できる教室や体験会も開いていくという。 同スタジアムの地下1階と地上1階の一角に整備され、延べ床面積計6195平方メートル。体育室には、車いすバスケットボールやシッティングバレーボールなどの競技用具がそろい、それぞれに対応した競技ラインが引かれている。トレーニング室には、車いすに乗ったまま操作できるマシンなどが並ぶ。多目的に使えるスタジオや小体育室、集会室、シャワールームや更衣室もある。 この日行われた開所式で小池百合子知事は「来年夏にはパリでパラリンピック、2025年には東京でデフリンピックが開かれる。この施設から世界の舞台に挑んでいくアスリートを後押ししてい