「世界」を捨てよう。 カテゴリ: サッカー批評 人は怠惰な生き物だ。 面倒な作業から逃げたい。体力を温存したい。 何とかして苦痛から逃れようとする。 我々が手抜きをするのは肉体作業だけじゃない。 知的作業も同様である。 色んな人がサッカーについて論じるのを見聞きする。 でも本当に「考えて」いる語り手は少ない。 伝聞を繋ぎ合わせてそれらしくストーリー化しているだけだ。 誰でも「考え方のクセ」がある。 「こういう状況ならこう判断する」という傾向がある。 言い換えるとステレオタイプの選択だ。 思い込みを基に安直な結論が導き出される。 ただ「クセ」は体系的に構築されたものでない。 直感的、情緒的で矛盾も多い。 まぁ細かい前提から詰めると脳に掛かる負荷が大きすぎる。 それなら「出来合い」を活用した方がお手軽に違いない。 クセ、思い込みは個人レベルに止まらない。 マスコミから巨大掲示板まである種の「脊