証券最大手の野村ホールディングスは、アメリカの子会社による顧客との取り引きに関係して、多額の損害が生じる可能性があると発表しました。この取り引きで野村が顧客に請求する金額は、日本円にして2100億円余りに上るということで、今後、増減する可能性があるということです。 発表によりますと、野村ホールディングスでは、アメリカの子会社による現地の顧客との取り引きに関係して、今月26日、多額の損害が生じる可能性のある事象が発生したということです。 これについて野村は「損害の見込み額や業績に与える影響を精査している」としています。 この取り引きで野村が顧客に請求する金額は、およそ20億ドル、日本円にして2100億円余りに上るということで、今後、増減する可能性があるということです。 野村は「本件による当社およびアメリカ子会社の業務遂行や財務健全性への問題はない」とコメントしています。 野村のグループ全体の