読書にふけっていなくても、学者じゃなくても、知的生活は可能です。 いや、すでにしているのです。あなたのブログが、Evernoteが、Tumblrが、ツイッターがすでに「知的生活」なのです。ログを意識すれば、こうした活動は「時間の浪費」ではなく、立派な知的活動の蓄積になるのです。 このことを教えてくれるのが渡部昇一氏が「知的生活の方法 」を刊行したとき、テキストとして随所で引用していたのが1873年に刊行された P. G. ハマトンの「知的生活 」です。 本書はさすが140年近く前に出版されたこともあって、古臭く、時代にあわない点も多いのですが、この本のメッセージや構成にはいまも学べる点が多くあります。 ハマトンは、この本を手紙形式にして「教師の人に向けて」「婦人に向けて」といった特定の人を対象に語ったり、「時間がないと嘆いている人へ」「大きな才能をもっていて将来に野望を抱いている人へ」とい
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