PDとは PDとはProblem Determinationの略である。直訳すれば、「問題を確定する」などになるだろう。われわれは問題の切り分けをし、問題部分を特定する、つまり問題判別することをPDと呼んでおり、「PDをする」「PDはどこまで進んでいる」といった使い方をする。 PDを行う目的は、問題要素を特定することにある。それに対し、要素内のプログラムの問題個所を特定しステップ修正するという作業、debug&fixは開発の役割であり、PDではない。場合によってはPDでデバッグまで踏み込む必要性も生じるが、それは基本的にはPDの役割ではない。コードのバグを発見し修正するには、バグを持つコードを含む要素を特定する必要がある。その要素に到達するまでの道のりを明確にし、問題の発生源を特定するのがPDである。 PDの例 それでは、ある問題を例に、PDの流れを説明してみよう。 さて、このような連絡が