前回のブログでは、iOS 7に新たに追加されたバックグラウンド処理(Backgound Fetch)について紹介しました。これは一回のバックグラウンド処理時間が30秒までという、比較的短いタスクを定期的に実行するものであるため、大容量ファイルを転送処理には適していません。でもご安心を。iOS 7では“バックグラウンド転送”(Background Transfer)に関する新しい機能がきちんと用意されています。 今回は、iOS 7で大容量ファイルのバックグラウンド転送を実装する方法を解説します。 ◎iOS 6とiOS 7におけるバックグラウンド転送の違い iOS 6でもバックグラウンドでのファイル転送は可能でしたが、以下のような制約があったため、決して使い勝手の高いものではありませんでした。 バックグラウンド処理は10分間に制限 大容量ファイルを効率的にやりとりできない iOS 7ではファ