高校などの10代の女子スポーツ選手の間で厳しい体重制限などが要因となって生理が止まり、疲労骨折を繰り返すケースが広がっている問題で、学校の指導者の認識が不十分で特に男性の指導者が「セクハラと捉えられかねない」として必要な対策を取れていないことが、NHKの調査で分かりました。 陸上・長距離や新体操など、厳しい体重制限を行うことがある競技の10代の女子スポーツ選手の間で、生理が止まる無月経となったうえに疲労骨折を繰り返すケースが広がっていることが、NHKが行ったアンケート調査で明らかになっています。 こうした問題に指導者がどう対応しているか調べるため、NHKでは、同じ陸上・長距離や新体操など4つの競技について、各都道府県でベスト8に入った全国の高校の指導者1045人にアンケート調査を行い、640人から回答を得ました。 まず、生理が3か月以上止まる無月経が疲労骨折の原因の1つになっていることを知