20代でお笑い芸人から介護の世界に転身した中野さん。今では、介護や看護の現場から、看護学校の講師、被災地支援のボランティアまで、さまざまなケアの領域で活動しています。ベースにあるのは、その人の持つ力を最大限に引き出すケアをしたいという思い。実現するための手段として行き着いたのが、“ケアリングクラウン”でした。「クラウン(ピエロ)の格好をしていると、ケアをする相手との心の垣根を取り払うことができるんです」。笑いを通じて人と人をつなぎ、理想のケアを追い求める中野さんを、広島に訪ねました。 「絶対に人を楽しませたい」。 揺るぎない信念と妥協しない姿勢が僕の原点 プロのお笑い芸人をめざしていました。初めて母と観た松竹新喜劇で、当時の大スター藤山寛美さんのお芝居に、2階席の奥に座るおじいちゃんおばあちゃんが腹をかかえて笑っていて、「すげえ、この人いったい何者なんや?」と衝撃を受けました。 それ以来、
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