昨年日本では44年ぶりに、梅毒の感染者が5000人を超えました(1)。 2011年頃から増加が指摘されてきた梅毒ですが、大きく話題になったのは昨年です。性風俗の仕事をする女性と結び付ける報道が多いことが印象的でした。 男性患者の大半が30代以上である一方で、29歳以下の女性患者が急増していること、同性間での性交渉よりも異性間の性交渉での感染が増加していること、また梅毒の届出の備考欄に、性風俗産業の従事歴や利用歴が記載されているケースが増加していることから、外国人観光客増加と結び付けつつ、性風俗産業に従事する女性を中心に梅毒が広まっているのではないかと予測する声があります(2)。