香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト電子版は1日、中国貴州省で1月に起きた空軍機の墜落事故で、少なくとも12人の乗組員の男女が死亡したと、軍に近い関係者の話として伝えた。習近平指導部は技術力が伴わないまま軍拡路線を急速に進め、深刻な事故が頻発している可能性があると指摘している。 同紙によると、事故は1月29日の演習中に発生。墜落したのは新型の空中給油機で、急速に落下したため誰も緊急脱出できなかった。事故により、軍の士気が著しく低下しているという。 中国軍は空軍機が飛行訓練中に事故を起こしたと発表したが、死傷者が出たかどうかなど具体的な状況は明らかにしていない。(共同)