イスラエル、テルアビブ発--目にも見えず存在さえ察知できない化学物質を繊維に混入させることでシャツを識別できるとすれば、シャツにRFIDチップを取り付ける必要はあるだろうか。 これは、CrossIDの最高経営責任者(CEO)Moshe Glickstein氏が、これからの顧客だと見込む人々に投げかける問いかけだ。イスラエルに本拠を置くCrossIDは、繊維、ラベル、インク、箱などさまざまなものに化学的な署名を施す方法を開発した。特定の周波数に調整したハンドスキャナやドアスキャナを対象物に向けると、中に混入しているさまざまな化学物質が反応して信号を放つ。信号は、化学物質のどれが存在しどれが存在しないかの組み合わせによって異なるため、個々の物品を識別するIDとして利用することができる。 「(化学物質の)パターンは重要ではない。重要なのは、それぞれの化学物質があるかないかだ」と、Glickste
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