会見で謝罪する湯木佐知子社長=7日午後6時42分、大阪市中央区の船場吉兆本店、諫山卓弥撮影 牛肉の産地偽装や本店での客の食べ残し食材の使い回しなどが発覚している高級料亭「船場吉兆」(大阪市中央区)=民事再生手続き中=は7日、新たに博多店(福岡市博多区)と心斎橋店(大阪市、すでに閉店)、天神店(福岡市、同)でも客の食べ残した食材を別の客に出していたことを明らかにした。本店を含む全料亭で使い回しが行われていた。博多店については、湯木正徳前社長(74)の指示としており、福岡市の保健所に同日使い回しを届け出たという。 博多店の使い回しについては、正徳前社長の妻の佐知子社長(71)と代理人弁護士が本店前で7日夜、報道陣に対し明らかにした。代理人の説明によると、使い回しをしていた食材は、刺し身の盛り合わせ▽刺し身の添え物▽わさび▽アユの塩焼き。刺し身の盛り合わせについては「1回確認しているだけ」と