水野 良×ジョン・ミンヒ対談――日韓を代表するファンタジー作家同士が語り合う,日本と韓国のファンタジー小説事情 ライター:瀬尾亜沙子 カメラマン:増田雄介 12→ 「ロードス島戦記」の著者として知られる水野 良氏と,韓国を代表するファンタジー作家であり,「ArcheAge」の原作者ジョン・ミンヒ氏。その二人の対談が,2013年6月10日に実施された「ArcheAge」の発表会の前に行われた。 水野氏には多大な影響を受けたというジョン・ミンヒ氏。「ロードス島戦記」が韓国に与えた影響はいかなるものだったのか。日本と韓国のファンタジー小説事情とは? 興味深い対談の内容をさっそくお届けしたい。 水野 良(みずのりょう) 作家・ゲームデザイナー。作家としては,デビュー作の「ロードス島戦記 灰色の魔女」(1988年)が日本におけるファンタジー小説の嚆矢となった。ゲームデザイナーとしては,テーブルトーク