今まで語られていなかった「深愛」というタイトルに込められた想い。 お父さんのスパルタ教育、上京してから水樹さんがデビューするまでを中心に記した1冊だ。(エキサイトレビューの『深愛』レビューはコチラ) レビューをきっかけに、エキサイトレビューは水樹さんに『深愛』のさらに深い事情をインタビューする機会をいただいた。 ありのまま事実を伝えたかった ――自叙伝『深愛』を出版するきっかけはなんだったのでしょう。 水樹 最初は、私なんかが本を出していいのかと迷っていました。まだ31歳。本にして何を伝えられるのかと。 ――そこまで積極的ではなかったんですね。 水樹 はい。ちょうど去年、歌手デビュー10周年を迎え、これまでの活動を振り返ったり、これから先のことを改めて考える機会がとても多くあって。その中で、10年というひとつの節目に何か形にして残せたらと、前向きに本について考えられるようになり、いろいろな