CDM-147はコンプレッサー方式の冷風機だ。水が蒸発するときの気化熱を利用して涼しい風を送り出す冷風扇と違い、エアコンと同じ原理で冷風を送り出す仕組みとなっている。そのため、利用時にタンクに水を入れたりする手間がかからないのはもちろん、水が蒸発することによって部屋の湿度が高くなることもなく、湿度は逆に低くなる。 実際に電源を入れてみると、本体前面の吹き出し口からはかなり涼しい風がはき出されてくる。吹き出し口付近に手をかざしてみると、冷房運転中のエアコンの吹き出し口に手をかざしたときのように、かなり冷たい風が確認できる。スペック上では、室温と比較して最大14℃の差。(60Hz、室温30℃、湿度40%RHの場合)とされており、冷却能力はかなりパワフルだ。 ただ、CDM-147に搭載されるコンプレッサーの能力は、エアコンに搭載されるものと比較すると当然弱く、部屋全体を涼しくするほどではない。