長崎沖に“元寇船”の船底か 10月24日 12時26分 700年以上前の鎌倉時代の元寇で来襲した船が多数沈んだとされる、長崎県松浦市の鷹島沖の海底で、元寇の船の船底とみられる部分が初めて見つかり、24日、海底の映像が公開されました。 映像は、調査を行っている琉球大学の池田榮史教授が、24日、長崎市で公開しました。池田教授によりますと、見つかった場所は長崎県松浦市の鷹島から200メートルほど沖合の深さ20メートル余りの海底で、木造の船の船底の背骨に当たる「キール」と呼ばれる部分が埋まった形で横たわっていたということです。長さはおよそ12メートルほどあり、その両側には1メートルから10メートルの長さの板が並んでいて、池田教授は「全長20メートルを超える大型船と考えられる」としています。そして、船底の構造や、周辺に中国大陸のものとみられる陶磁器の破片やレンガが大量に散乱していたことから、船は元寇