ハーグ条約加盟の検討状況公表 9月30日 22時35分 国際結婚が破綻した場合などに、相手の承認を得なければ子どもを国外に連れ出すことを認めないとする「ハーグ条約」への加盟に向けて、法制審議会は30日、日本では子どもの返還を巡る裁判を家庭裁判所で行うなどとする中間的な検討状況を公表しました。 「ハーグ条約」は、国際結婚が破綻した場合などに、相手の承認を得ないで子どもを国外に連れ出すことを認めないとしたもので、承認を得ずに出国した場合は、これまでいた国に戻す手続きを定めています。法務大臣の諮問機関の法制審議会は、政府がことし5月、条約に加盟する方針を閣議で了解したことを受けて、加盟にあたって必要な国内法の整備に向けた検討を進めており、30日、子どもの返還を巡る裁判手続きについての中間的な検討状況を公表しました。それによりますと、裁判は家庭裁判所で非公開で行い、裁判所の命令に不服があれば、高等