EUに輸入規制見直し求める 5月3日 9時37分 松本外務大臣は、ベルギーのブリュッセルで、日本時間の3日未明、EU=ヨーロッパ連合のバローゾ委員長と会談し、日本製品に対する風評被害を防止するため、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けてEUが行っている食品などの輸入規制を見直すよう求めました。 この中で松本外務大臣は、今回の震災でのEU=ヨーロッパ連合の支援に感謝の意を伝えるとともに、東京電力福島第一原子力発電所の事故の現状や取り組みを説明しました。そのうえで松本大臣は、原発事故を受けてEUが行っている日本からの食品などを対象にした輸入規制について「日本復興のカギは経済であり、貿易が円滑に行われることが重要だ」と述べ、風評被害を防止するため、規制を見直すよう求めました。これに対しバローゾ委員長は「日本の高い安全基準は承知しており、EUとしても過度な規制は避けたいと考えている」と述べまし