「印刷・宅配をやめ、キンドルを無料配布せよ」ハフィントン・ポストの共同創業者レーラーが唱えた「新聞の生き残り策」 「城壁の構築」は最悪の選択だ 「ニューヨーク・タイムズは直ちに印刷所を閉鎖し宅配をやめ、代わりに読者にキンドルを無料配布すればいい」---。これは、有力インターネット新聞「ハフィントン・ポスト(ハフポスト)」の共同創業者ケネス・レーラーの言葉だ。 2月7日にインターネットサービス大手AOLがハフポスト買収で合意すると、同紙の共同創業者アリアナ・ハフィントンに注目が集まった。 ギリシャ生まれのハフィントンは筋金入りのリベラル派で、各界の有力者と交友関係を持つ。2003年のカリフォルニア州知事選に立候補し、対立候補のアーノルド・シュワルツェネッガーと激論を交わすなど、抜群の知名度を誇る。 ハフィントンの陰に隠れ、日ごろ目立たない存在なのがもう1人の共同創業者レーラーだ。ハフィントン