気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 芸術家は経済や政治のことに無頓着なのかというとそうでもない。結局夏休みを2日しか取れないまま8月も終わりに近づいたある日、行きつけの舶来居酒屋「天井桟敷の人々」にほんの30分寄ったとき、店員のK君、芸大油絵科の3年生に聞いてみた。 「もし菅さんと小沢さんの対決になったらどちらがいいと思う?」 いつもは感動が創造する芸術、感動の大切さなどを議論しているのだが、珍しくこの日は政治がテーマだった。政治つまり国の経営がかなり厳しい状況だということは、芸大生を含むすべての国民が感じている。 K君の答えがこうだった。 「まぁ菅さんですけどね。まぁ消去法の結果といった感じですね。」 彼の気持ちを代弁すれば、小沢さんは彼の目に、国の本当の価値創造から縁遠いこ